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歯周病は子供に感染する? 2019.12.06更新

虫歯菌と同様に、歯周病菌も唾液によって感染します。歯周病菌に感染した人の唾液が子供の口に入ると、歯周病菌がうつります。しかし、虫歯菌と違うのは感染する年齢です。虫歯菌は一歳半から子供にうつり始めますが、歯周病菌はそうではありません。歯周病菌の感染は遅いのです。

病原性の低い歯周病菌は小学校入学前にうつります(おそらく家族の唾液から)。小学校高学年までに中程度の病原性を持つ菌が口腔内に住み着きます(家族あるいは家族以外の唾液から)。そして、もっとも病原性の高い歯周病菌が感染する年齢はおおむね18歳以降です。18歳以降の唾液感染の原因は家族よりも、パートナー(恋人あるいは配偶者)とされています。感染が成立するには密度と頻度が必要ですから、一度きりのキスでうつるというのは、疑問です。

また、ペットから感染する事もあります。犬や猫にはヒトの歯周病菌に加えペット独自の歯周病菌も持っており、ペットの歯周病菌はヒトにもうつりますので、ペットとのキスも控えた方が良いでしょう。

歯周病菌の感染予防には、人生を通じて他人の唾液が、自分の口の中に入らない様に注意する事が必要です。


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